タシケントのスザニ
タシケントには、宇宙を表見していると考えられている有名な「パラク(Palak)」と「クルパ(kurpa)」があります。「月のスザニ、星のスザニ」とも呼ばれています。
タシケントは中央アジアでも最も中国に近い町の一つで、シルクロードの中国への玄関口でした。キルギスやウズベクのノマド(遊牧)文化と、チンギスハンの子孫であるカザフ(モンゴル)族、そして中国の文化、そして、彼ら自身のシャーマニズムを反映した、独創的なデザインが印象的です。
パラクは種類が複数あります。
①オイパラク(Oi palak):
Oiはトルコ語で「月」を意味し、「すべての月」という意味になります。赤い円板が並んだデザインです。
★写真:タシケントスザニ 19世紀後半(ウズベキスタン美術館)
②ユルドズパラク(Yuldoz palak):
星とパラクという意味です。
写真:タシケントスザニ 20世紀前半 (ウズベキスタン美術館)
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